2008
いつまでも美しいものなんてきっとこの世界には存在しなくて
あるのは時間と共に変化する物質
いつかただの有機物の塊になったとき
滅びるのは肉体だけであって欲しくて
それでもそんなことはきっと誰にもわからなくて
あるのは目の前の蛆の湧いた物体
それは不浄なものなんかではなく
それでも決して清いものではない
死臭を紛らわす為に香を焚き火葬
自然の処理能力にも限界はあって
分解されるのにはある程度の時間が必要で
だからこそ立証される犯罪もある訳だけれど
それは落ち葉が腐葉土に変わる現象と何も違いはない様に思える
きっともう既に何もかも腐り始めていて
気付いてその部分を切り落としても傷跡からまた同じ現象
いっそのこと全部捨ててしまって
また一から新しく始めた方が良いこともあるんじゃないだろうか
きっともう既に世界は腐り始めていて
時には切り落とすことだけが全てではない
例え傷跡が残ったとしてもいい
再生できることだって多いんじゃないだろうか
2008
2008
ここからいつでも見える景色
澄んでいて、汚れていて、温かくて、冷たい
手を伸ばしても届かない距離
ラピスラズリの輝き
でも
その色が、光が、疎ましく思うときがある
自分が見たいのはこんな景色じゃない
旅に出ることにした
少しの荷物と、お気に入りの本を持って
大きな山や谷を越えて、広い荒野を進んだ
一人には慣れている
いつだって、一人じゃなかった時なんか無い
次第に遠ざかるアクアマリン
どれだけの距離を来たのかさえわからないけれど
振り返ると、もうそこにあれはなかった
存在からの開放と
見えなくなったインディゴ
長旅の疲労で、もう動けない
少しここで休むことにしよう
本を読んで、横になる
急に襲いかかる睡魔
もう二度と会えないとしても
それでもいいと思った
夢のなかで会えればいい
大きいのは現実の質量だけで
心の中の容量なんかじゃないから
月はいつでも見えるのに
うさぎはいつからか見えなくなった
それは自分に余裕が無くなったせいなのかもしれない
2008
2008
間には大きな川が流れていて
とても渡れそうにない
その人に何とか伝えようとして
小瓶に紙を入れて流すのだけれど
それはただ川下へ流れていくだけなんだ
いつもそこにからは人が見えたが
その日は特別に水量が少なかった
よって泳いで渡ってみることにした
泳いで行くと次第に人影は鮮明になる
それはどうやら人ではなかったようだ
そこに立っていたのは一本の木だった
ここからは自分の立っていた場所も見える
けれどそこにはまた新しい人影
よく見るとそれも一本の木だった
雨が降り出し水は集まる
溢れた濁流で増水する流れ
川はもう渡ることができなくなった
電子化された情報の中で
時に現実を忘れそうになる
繋がっているのはきっとこの指先だけで
手を離せば向こう側の世界
それをこちらに変えるのは自分しかできなくて
結局いつも「A.F.K.」
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ある場所ではカラス。
またある場所ではキーレス
というHNも使っています。
どちらかと言えば、かっこいいものよりも、かわいいもの、やわらかいものの方が好き。
ゲームで言えばRPG好き。
でも最近はレベル上げがたるいのでRPGプレイ時間減少中。
嫌いな食べ物は
ほぼありませんが、
生姜風味のかりんとうだけは食べられません。(嘔吐経験あり)
※妄想癖あり。
