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詩や雑記などをとりとめもなく書いております。ゴルフもちまちま。滞りつつ更新中。

2024

04/27 (Sat) 20:39
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2017

10/22 (Sun) 20:50
君の顔を見ると、とても嬉しい
それはまるで、よくある晴れの日の、どこにでもある、
それでいて他にはない、二度と同じものは見れない雲のような、
そんな
感情

君と一緒にいると、とても安心する
それはまるで、よくある晴れの夜の、どこにでもある、
それでいて他にはない、二度と同じものは見れない月の光のような、
そんな
感情

ふわふわとしていて
やわらかい、にぶい光を放ち
輪郭も定まらない
模糊としたものが沈んでいる
純粋なものはもう
気化して口から出ていってしまった

君は晴れた空に似ている
ごくありふれて
特別な
今ここにいる自分だけが観測することのできる空に


 

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2016

10/09 (Sun) 19:10
君が主役の映画の中で
僕はどんな役割を演じているのだろう
助演男優賞を狙っていたけれど
僕はただのエキストラなんだって
今日気付いてしまったんだ

僕からははっきりと君の姿は見えるけれど
君からはぼんやりとしか僕の姿は見えていない
そんな映画の中で
ただのエキストラが君に好きだなんて言えなくて
今日も君の事を考えているだけ

僕が主役の映画の中で
君はどんな役割を演じているのだろう
主演女優賞を狙ってほしかったけれど
君はそもそも演じる気がないみたい

僕からははっきりと君の姿は見えるけれど
君からはぼんやりとしか僕の姿は見えていない
そんな映画の中で
君はきっと自分がただのエキストラだと思っていて
今日も自分のことを考えているだけ

通行人Aから君の隣に映る人物に昇格したら
君に好きだって言えるのだろうか
例えエキストラでも構わない
君の側に立てる人間になって
いつか君に好きだって言おう
それが君の映画を壊すことになったとしても
僕の映画の中でヒロインを演じてほしいと思う
それくらいいいじゃないか
結末はわからないくらいがちょうどいい
僕の映画を壊してしまっても構わないよ
フレームの外で涙を流すことになったとしても
きっと君のことが好きなんだろうな


 
車からの夕陽
 

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2016

06/28 (Tue) 20:45
稜線が好き
空を感じられるから

山と空の境界が好き
手を伸ばせば届くような気がするから

その向こうに何があるんだろう
そこから見える景色は

実際はそこには何もなくて
手を伸ばしてみても空に手は届かなくて
見える景色だってミニチュアの街だけ

水平線も
地平線も見えないこの街で
いつの間にか僕は稜線に立っていて
前に進むことしかできないでいる
油断すれば崖から落ちてしまいそうな感覚に怯えながら
時々後ろを振り返るけれど
いつまでも後ろ歩きをしていては転んでしまう

別の尾根から歩いてくる人がいる
他愛無い会話をしながら共に進む
いくつもの分かれ道を共に進むうち
その人に愛着が湧いてくる

いつまでも一緒に歩いて行きたいと告げると
その人も同じだった
とてもうれしかったけれど
またしばらく歩いていくと
つまらない会話から喧嘩をしてしまう

見える夕陽は綺麗だったのに
その人は一人で歩いていってしまう
僕は必死で追いかけるけれど
なかなか距離は縮まらないまま

やっと追いついたところに分かれ道がある
その人は片方へ進む
僕の進む道は


すっかり暗くなった稜線上で
僕は立ち止まり朝を待っている
そこにあるのはひどく漠然とした未来
どこか温かくてどこか冷たい
手を伸ばしても届かない空みたいな
そんな希望であふれた未来

 

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2016

06/19 (Sun) 17:17
君が好きだった

君の好きな本も
君の好きなゲームも
君の好きなスポーツも
好きになろうとした

君が好きだった

君の嫌いな映画鑑賞も
君の嫌いなアルコールも
君の嫌いな料理も
嫌いになろうとした

君が好きだった

君の好きな容姿も
君の好きな性格も
君の好きな人も
それに近づけようとした

でも

できないことが多すぎて
できることが少なすぎて

どうして好きになってしまったんだろう
理由なんてなかったはずなのに

とても近くにいたはずが
とても遠くに感じられてしまうのはなぜだろう

君を嫌いになろうとした
君の笑顔も
君の仕草も
君の性格も

君に嫌われるのは

とても嫌だ

月曜になれば
日々が洗い流してくれるのだろうか
君を好きだった感情と
どこか病的で
どこか懐かしい胸の痛みを連れて

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2016

02/04 (Thu) 20:55
よく冷えたレモンティーが好き
そんな彼女が好きだった
夕立ちのあがった駐車場で
僕は二つの空を眺めていた

温かいミルクティーが好き
そんな彼女が好きだった
固い空気以外何もない公園で
ただ過ぎる時間を眺めていた

ミルクティーといえばホットでしょ
僕は冷えたミルクティーが好きだった

空には星座のわからない星が散在している
完全に冷えたミルクティーに口をつけてみた
とても甘くて
ほんの少し苦くて
何とも言えない味がした


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プロフィール
HN:
銀兎
レベル:
39
性別:
男性
誕生日:
1984/10/29
職業:
会社員
趣味:
ゴルフ、音楽鑑賞(ロック・ポップ系の邦楽多め)、ゲーム、詩を書くこと、読書、飲酒(ぉ
自己紹介:
銀兎(ぎんと。と読みます)
ある場所ではカラス。
またある場所ではキーレス
というHNも使っています。

どちらかと言えば、かっこいいものよりも、かわいいもの、やわらかいものの方が好き。

ゲームで言えばRPG好き。
でも最近はレベル上げがたるいのでRPGプレイ時間減少中。

嫌いな食べ物は
ほぼありませんが、
生姜風味のかりんとうだけは食べられません。(嘔吐経験あり)

※妄想癖あり。
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