忍者ブログ
詩や雑記などをとりとめもなく書いております。ゴルフもちまちま。滞りつつ更新中。

2024

04/27 (Sat) 19:28
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008

03/03 (Mon) 00:34

風の吹く草原を歩いていた
広大な空間にただ一人
温かいとも冷たいとも言えない
ここにある空気

澄み切った風景に
湿り気を帯びた気体の流れ
乾いた何かに
潤いを与える存在

風の音はひどく静かで
それでいて煩くも感じる
草と草の擦れる音
飛来した物体の舞う音
自分を通り抜ける風の声

ここでは自分は異物なのだ
清らかな世界に不純物は要らない
常に流れる存在であるべきだ
一所に居続ける必要などないのかもしれない
少なくとも今の自分には

拍手

PR

2008

02/07 (Thu) 22:29
雪の中を歩いていた
足跡は一人分
白銀の世界の中で
目が眩む錯覚

小さいけれど
雪だるまを作った
足は無いけれど
これでもう一人じゃない

降り続く白い空間では
自分以外の音を聴き取るのが困難で
たった一人取り残された感覚に陥る
雪の積もる音も
確かにそこにはあるはずなのに

こんな場所にあって
考えることと思うことの違いに気付かされる
論理的な考察と感情的な思念
ただそれだけなのに
頭と心はまるで自分のものではないかのように
異なる方向へ進むのは何故だろう

拍手

2008

01/28 (Mon) 20:55

山の中を歩いていた
空と陸の境界線
立っている場所
それは紛れも無い大地

地上で最も空に近くて
それでいて空にはなれない
山頂からは世界が見える
夕陽と一番星の輝く世界が

下界の喧騒から最も遠い場所
それはここだと感じられる
空気の揺れる音
小石の転がる音
静かで優しい音色

自分の存在理由などあってないようなものなのに
どうしてそんなものに固執するのだろう
大切なものはそんなものじゃない
ここにいる存在と今と未来
少なくとも「自分」はそれだけで生きていける気がした

拍手

2008

01/18 (Fri) 19:59
森の中を歩いていた
苔が踏むたびに心地よく
木々の間から見える月は
ひどく美しく輝いていた

闇の中にも光は見える
池の水面に映る夜空の星
月光に反射する夜露の雫

静寂ではあるが無音ではなく
何かが聴こえる
蟲の声
水の流れる音
木々の揺れる音
風の通り過ぎる音

不快ではないこの場所で
いっそ何もかも捨ててしまいたくなる
穢れたものの多いこの世界で
本当に美しいものを探すことは容易ではない
だがそれでいいのかもしれない
簡単に手に入るものなど何の価値もないのだから

拍手

カウンター
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
銀兎
レベル:
39
性別:
男性
誕生日:
1984/10/29
職業:
会社員
趣味:
ゴルフ、音楽鑑賞(ロック・ポップ系の邦楽多め)、ゲーム、詩を書くこと、読書、飲酒(ぉ
自己紹介:
銀兎(ぎんと。と読みます)
ある場所ではカラス。
またある場所ではキーレス
というHNも使っています。

どちらかと言えば、かっこいいものよりも、かわいいもの、やわらかいものの方が好き。

ゲームで言えばRPG好き。
でも最近はレベル上げがたるいのでRPGプレイ時間減少中。

嫌いな食べ物は
ほぼありませんが、
生姜風味のかりんとうだけは食べられません。(嘔吐経験あり)

※妄想癖あり。
最新コメント
[06/16 銀兎]
[06/10 にろっぺ]
[05/30 銀兎]
[05/27 にろっぺ]
[01/10 銀兎]
ドラ〇エ
flash boreal kiss
QRコード
携帯からでも見られます
ブログ内検索
(C)2007 BROCCOLI/GungHo Online Entertainment,Inc./HEADLOCK Inc. 当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しております。
忍者ブログ [PR]
* Template by TMP