ものさし

今日は休みだったので、一日かけて録画してあったアニメを見ました。
勉強は、一つ試験が終わったので一休み。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」と「C」を見ました。
「あの日見た～」はこの時期にぴったりな感じで、
内容的にはとても感動しました。ちょっと泣けました。
「C」は何というか、ちょっとリアルな感じの怖さというか、
そういうものを感じるアニメでした。

以下続きはアニメとは「あまり」関係がありません。一応。

『幸せ』ってどんな形をしているんだろう。
最近ふと思います。
「昔お前が仲良かったA君が結婚したんだって。
相手の人はバツ１で子供が一人いて…（以下略」
親のどうでもいい（全くどうでもいいとも言い切れませんが）、世間話。
小学校、中学校と、田舎は同じメンバーであったりする訳で、
要は９年間一緒にいた友人達。
確かにAは昔とても仲が良かった友人の一人だし、
結婚であればおめでたい話な訳ですが。

高校はちょっと離れた隣の市に行っていた自分。
Aは更に隣の市の高校へ。
会う機会も減り、よく遊ぶのは高校の友人とばかり。
大学になると県外へ行ったので、ますます会うこともないまま。
いろいろあって実家に戻ったのはいいものの、
結局理由もあって大学の友人とは完全に疎遠に。
高校の友人もバラバラ。
（最近はひきこもりから脱出させてくれた友人がいるので、
その関係で高校の友人は戻ってきてはいます）
高校の頃、会うことはできたはず。
進学校に行っていた為に勉強が忙しいとか言い訳をして。
大学生の頃も、長期休みは実家にいることもあったので、
会う事だってできたはず。
自分で外側に壁を作って、どうせもう、昔とは違うんだって言い聞かせて、
会うこともなくなった友人達。
それでも今でも、元気でやっているのならいいなって思っていて。
結婚を知らせなかったからって何なのだろう。
何か大きくは言いたくない理由があったのかもしれないじゃないか。
相手に離婚暦がある？子供がいる？だから何だと言うのだろう。
元気でやっているのならそれでいいじゃないか。
幸せならそれでいいじゃないか。
元気があれば何でもできる。とはよく言ったものだなあと思います。
自分がかつて辛い思いをしたことがあるだけに、
「元気」の大切さ、「幸せ」の重要性が痛いほどわかります。
簡単なこと、普段当たり前のようにあるもの。
それが崩れると、人間は意外と容易く病んでしまったりする。

A。今はもう、連絡を取り合うことはほぼ無いけれど、
君の幸せはどんな形をしているんだろう。
幸せかどうかなんて事は聞くまでもない。きっと幸せなんだ。
きっと他人にはわからない、
複雑な形をした「ものさし」で測ることのできる幸せがそこにはあるんだろう。
いつか自分にもそんな「ものさし」が見つかるといいな。
いや、もしかしたらもう見つかっているのかもしれない。
「それに合う形の幸せ」が見つからないだけで。
きっといつか見つかるさ。「ものさし」の形だって変わるかもしれないし。
なんて自分に言い聞かせて、今日も少し憂鬱になりながら、
そしてほんの少し温かい気持ちになりながら、生きています。
大丈夫。自分の背中を押せるのは自分だけ。
気を緩めたら泣いてしまいそうな空を見上げて、
自分もまた、涙をこぼれさせないように。