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詩や雑記などをとりとめもなく書いております。ゴルフもちまちま。滞りつつ更新中。

2025

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2009

04/10 (Fri) 21:05
宮沢賢治が好きだった。
小学生のとき、風邪をひいて寝床から出られない自分に、
親が買ってきてくれた本、「銀河鉄道の夜」。
初めて読んだときはよく意味がわからなかった。
風邪で寝込んでいたからかもしれないけれど。
でもその不思議な世界観や登場人物に惹かれ、
結局数年後には作者のほとんどの作品を読んでしまった。
今思うと、自分が詩を好きになったのは、この人がいたからかもしれない。
というよりも、文学全般を好きになった原因でもあるのかも。

中学のとき、詩を書く授業があった。
いろいろと考えて書いた詩を、その先生は褒めてくれた。
通常の国語の先生が産休をとったので、
臨時というか非常勤というか、そういった感じで来た人だったように思う。
皆はあまりその先生のことをよく思ってはいなかったけれど、自分は好きだった。
理由は単純に、自分を(自分の詩を)褒めてくれたからだと思う。
本当に単純すぎて馬鹿みたいだけれど、今は何となくわかる。
誰かを褒めるということは、簡単なことじゃない。
否定することの何倍も難しい。
自分はそれが苦手なんだと思う。人間ができていないのだ。
当時の自分にもし会うことができるなら、
自分は自分を褒めることはできないだろうと思う。
だからバイトも家庭教師や塾講師をやらなかった。
きっと教師に向いている人って、そういう人間なのかもしれない。
褒めるだけというわけではなくて、いい褒め方のできる人。
その頃書いていた詩を思い出した。今から大体十年前。
ノートを見てみると、ほとんどは下らなすぎてここに載せられない(と思う)。
ただその、先生が褒めてくれた詩が印象的だった。
それが「アントニム」。
当時は詩のタイトルを辞書をペラペラとめくって目に付いたものから取っていて、
内容にタイトルを付けるというよりは、タイトルから内容を考える方が多かった。
読んだ友人の一人が、『「シノニム」はないの?』と言っていた。
それも考えたけれど、あまり興味が湧かなかった。
十年経って、いろいろと自分なりに考えた。
温故知新ではないけれど、過去から学ぶことも多いのだと思う。
そして今なりの「シノニム」を。

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プロフィール
HN:
銀兎
レベル:
40
性別:
男性
誕生日:
1984/10/29
職業:
会社員
趣味:
ゴルフ、音楽鑑賞(ロック・ポップ系の邦楽多め)、ゲーム、詩を書くこと、読書、飲酒(ぉ
自己紹介:
銀兎(ぎんと。と読みます)
ある場所ではカラス。
またある場所ではキーレス
というHNも使っています。

どちらかと言えば、かっこいいものよりも、かわいいもの、やわらかいものの方が好き。

ゲームで言えばRPG好き。
でも最近はレベル上げがたるいのでRPGプレイ時間減少中。

嫌いな食べ物は
ほぼありませんが、
生姜風味のかりんとうだけは食べられません。(嘔吐経験あり)

※妄想癖あり。
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