自分だけの(x,y,z)

今日、田舎道でジョギングをしている人を見かけた。
よく見ると、その人は高校の時の先輩だった。
おそらくこちらには気付かなかっただろうと思う。
自分は車の助手席に座っていたし、
こちらを見てはいなかったように見受けられたので。

会って話すようなこともないし、
誰かに話せるだけの自信を持って言えるようなことがない。
少なくとも今は。

今でも続けているということにも驚いたけれど、
自分はどうなのだろう。
何か自分なりにでも、続けられているものはあるだろうか。
時間を忘れて取り組めるほど、熱中できるものはあるだろうか。
ただ立ち止まっている訳じゃない。
毎日毎日、こんな下らない自分を消し去りたくて必死で、
将来の夢も希望も見付からなくて、
下手な感動を誘うドラマなんかよりもずっとずっと、
自分のふがいなさに涙が溢れてくる。
こんな腐った脳なんて、いっそ壊れてしまえばいいのに。

納得できる答えなんて出せるのかわからない。
でも、自分が最低限納得できなければ、
例え社会が納得したとしてもそれは何か違うような気がする。
後悔のない人生なんて、
それはそれで味気無いような気もするけれど、
「今」こうして考えることをしなければ、
後悔する気がしてならない。
そして今は、自分にとって必要な時間のような気がする。
決して心地よい時間ではない。
苦しくて、抜け出せない蟻地獄のような日々。
もがいてももがいても、
前進しているのか後退しているのかもわからない。
でも、もう少しで何か見えそうな、答えが掴めそうな気配は感じる。
それが本当に「納得できる」答えなのかどうかはともかく。