2007
手を伸ばしても、手の届かないもの
すぐそこにあるようで、実はすごく遠いもの
否
手を伸ばしても、いくらそこに近づいても
そこに「もの」なんて無くて
あるのはただただ、青い空
僕が探していたもの
私が探していたもの
いつもすぐそばにあったのに
いつもそこにいてくれたのに
いまはもう…
雨は嫌いだ
濡れるのが嫌だから
太陽は嫌いだ
暑い日ざしが嫌だから
虹は嫌いだ
誰の手にも届くことはないのに、そこにあるから
雲は好きだ
いつも流れて、形のないその自由さが
空は好きだ
絶えず変化し、それは自分と似ているから
月は好きだ
夜に現れて、優しい光で癒してくれるから
明日になれば消えるとわかっている幻に
どうしていつも僕等は手を伸ばす
きっと、自分に酔っているんだ
幻想を追い求めるその後姿に
きっと、信じているんだ
いつかそれが幻想でない日が来ると
誰もが自分の信じた道を歩み
私はその誰かの道の上にはいなかった
自分は、自分の道の上…他の誰かはいるのだろうか
信じたくなくて、考えたくなくて
こうなった原因でさえ、多分、仕方の無いことなのだ
明日になって、明日は今日になって
そこで僕等は現実を知る
それは思い描いていた虹色の未来なんかではなくて
それは暗い闇の底
誰もが落ちては出て行って
私はそこで、一片の光でさえ見出せずに佇んでいる
ずっと、昨日が続くと思っていた
私は、馬鹿だったんだ
当たり前過ぎて
大切なものが見えてなかった
ああ、私は、ここで、すぐに消えてしまえる虹になりたい
そこには短い間であれ、輝く光がある
誰の手にも届かないからこそ、見えるものがあるのだろう
矛盾だとわかっているけれど、それでもあの虹になりたい
そこには七色に輝く色彩の光がある
誰にも触れられなくていい、私の色がそこにあるなら
時を忘れて、輝きを忘れて
色を失くして、光を失くして
言葉を忘れて、文字を忘れて
昨日を失くして、明日を失くして
僕は、私は、ここに…
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ある場所ではカラス。
またある場所ではキーレス
というHNも使っています。
どちらかと言えば、かっこいいものよりも、かわいいもの、やわらかいものの方が好き。
ゲームで言えばRPG好き。
でも最近はレベル上げがたるいのでRPGプレイ時間減少中。
嫌いな食べ物は
ほぼありませんが、
生姜風味のかりんとうだけは食べられません。(嘔吐経験あり)
※妄想癖あり。